院長婦人のつぶやき

令和1年7月から15年程前を振り返って「(昔)史上最悪の事務員を解雇するまで」を書いてます。私より年上の事務員A子。雇い主の私にマウントするハートの強いおバカかさんでした(;^ω^)

(昔)ドタバタ事務員A子

私に対して、
1mmでも上の立場に居たい
マウント女子
A子


A子は、気持ちを
音で表すタイプ


イライラし出すと
A子は、
音を出すんです。


ため息は、もちろん


忙しい時など、
一人でバタバタしているA子


いゃぁ~、これがね、
本当に、バタバタしているんです。


歩き方が。




このバタバタ歩き、
コンパクトな造りの医院では
響く、響く(-"-)


診療に支障が出るくらいなの(;^ω^)


私、こう見えても(どう見えて?)
歩き方には五月蠅いのです。
特に、家の中。


何故かと申しますと
学生の時、
築200年ほどの
吹けば飛ぶような
寮に暮らしをしてまして


二階の部屋で、普通に歩いただけで
下の部屋に音が響くほどの
オンボロの古い寮。


下の住人先輩から、
天井をほうきの柄で、突かれ
よく苦情を受けておりました。


そんな環境でしたから
家の中では、
バタバタせず、


静かに、
そして、優雅に!
足を、そそと運ぶ


「すり足!」


正に、これは、古来からの
大和撫子のマナーでございます。


まっ、そこまでは、望みませんが
せめて、普通に歩いて欲しいのです。


そして、
イライラしてくると
カルテを
「ドッン!バタン!」と
投げつけるように
扱うのです。


カルテを診察室に出す時も
カーテンを「バッ!」と
勢いよくまくるので
診察中の患者さんのお腹。


見えちゃう時が多々あり。
(10年前のお話ですから、今だったら
プライバシーの侵害、
個人情報うんぬんで、
訴えられていますよ(;^ω^))


引き出しも
「ガー!」と引いて
「バタン!」と閉めるしね。


事務の筆記用具は、投げるしね。


とどのつまり


ガサツなのです。


そして、
今の自分の気持ちを
何でも、
「音」で表したいのです。



あぁぁぁぁーーーー!!!
五月蠅い!


私・「そんなの焦らなくても、
   順番に処理していけば
   大丈夫ですから。
   静かに、やりましょう。


直接、A子の「音」を注意できない
小心者の私の、精一杯の言葉。


その言葉に対し


A・「そんな事していたら、
  仕事が溜まるばかりです。」


・・・・私、撃沈。。。。。


そうよね、そうでしょうね。
こんな言い方では
私の意図は、伝わらないわよね・・・・・・


そよね、
私、
もう一度頑張るわ。


私・「診察室の会話やが聞こえると言う事は、
   こちらの、会話やも聞こえているので
   歩き方や、カルテの出し方に気を付けましょうね。」



A・「私、気を付けていますよ。
   今、その話ですか?
   忙しいんですけど。 」


そ、そ、そうなのね。
気を付けていたのね。。。。。。。。


何がじゃっ!
何処がじゃ!
  
まったくね。。。。



本人に、
全く、自覚が無いんです。


自覚が無いんですから
直せませんよね。


直す前に
自分は、「やっている。」
と申しておりますから、


直さないわよね。。。。。。


私、
考えました。


何時までも、
こんな状態では、
私の身が持ちませんわよ。


A子が
直さないのなら、


(不本意ではありますが(-"-))
こちらが
変わるしかありません!





A子が
カルテを出す為に
診察中のカーテンを
「バッ!」と開けて
患者さんが「イヤ~ん。」
とならない様に


事務員が診察室に出すのでは無く
カルテは、カーテンの手前に置いて
診察介助をしている看護師が
「そっと」診察室に入れる。



A子が
カルテを「バッン!」と
粗雑に扱うのならば


カルテを出すボックスに
音を軽減させるような
クッションを、敷きましょう。



A子がバタバタ歩くのならば
履く物を


ナースサンダルから
ナースシューズに
変えましょう
(もちろん、お支払いは
こっち、持ち(;^ω^))
変える理由は、こう説明いたしましょう。
・ナースシューズは、サンダルよりも、
 自分の足を守ります。有事の際の避難にも、
 脱げる事無く、安全です!
ってね。


さあ、
どうじゃ!


A子よ!


A・「カルテ手を前に置くと、
  看護師が気が付かない時が有るのよね。」
(そんな事はありません。看護師は、ちゃんと気を付けてやってくれています。
 ただ、A子のタイミングで、気が付かない事が不満なのです。)


A・「この、(音消しの)クッションが有ると
  ほこりが溜まるのよね。」
(それは、頻回に、掃除をすればよい事。)


A・「まったく、この靴、トイレの履き替えの時、めんどくさいのよね。」
(仕事中のおトイレなんぞ、せいぜい5回ぐらいよね。そこにモンク言うかぁ。。(;^ω^))


私は、
聞こえな~い♡ふりをして、
今日も、ニコニコと仕事をしております。



A子
変化を嫌うんです。
柔軟性が無いんです。
指示をされるのが嫌なんです。


しかし、今まで
よく、社会生活をしてこれたもんです。


A子、もうじき30歳。


今まで、正社員になった事は無く、
本人曰く
A子・「家の事情で、ずっと、パート勤めでした。」



いや、いや、


それはね、
たぶん、


家の事情では無く


雇う側の事情、判断


貴方を、正社員になんぞには
雇えましぇ~ん。


ですよ(;^ω^)


そんな、貴方を
雇ってしまった私。


こんな、
レアな、特殊な人材を当ててしまった私。


宝くじでも買おうかしら。。。。。
(結局、A子と係わった9年間、一回も当たらなかったけどね(;^ω^))

(昔)なに様?A子様

看護師として、
大学病院でバリバリに働いていた私
でも、
医療事務は、まったくのド素人(;^ω^)


医療事務 半年 先輩の
A子を、先輩として敬った所
すっかり、
自分が「NO1!」
と勘違いさせてしまった


ダメな私・・・・
(* ̄0 ̄)/ オゥッ~マイ ゴット!




患者さんに対しても
「やってあげている。」
感が見え見え。


ワクチン接種の予約も
A・「この日なら、(予約)、は入れますけど。」
患・「あ~その日は、ダメなのよね。。うんたら、かたら」
なかなか決められない患者さんに
イライラ
A・「なら、暫くは、入れませんね。」
患・「そうなの・・・じゃあ、また、考えておくわ。」


バックヤードに来て
A・「せっかく、空いていたのに、
  ハッキリしないんだもの。
  もう、入れてあげないわ。」


えぇぇぇぇぇ!!!!
なに?!
その、言い分。


「入れてあげないわ。」
って、
なに様?


まったく、A子様ったら。
・・・じゃなくて、


A子!


ちょっと、まって。


私・「A子さん、予約調整
   大変でしょうけれど
   皆さんも、色々都合があるのでしょうから、
   なるべく、要望を叶えるように
   してあげて下さい。
   一応、サービス業なんですから。」


はいっ、私、言いましたよ。
言ってやりましたよ!


・・・・・・・・控え目にね。。。。


この時、
ワクチン接種の予約は
A子が一手に引き受け、
特定の日に集中しない様
調整しながら、請け負っていたので、
ここでA子に投げたされたら



私の事務員としての仕事が増え
その他(経営、設備管理、他社との交渉、等)
の仕事に支障が出るので、


やんわりと、
なんとなく、


ご指導させていただきました。


そう、A子は、何かを指摘すると
「なら、スティシーさんが、すれば。」
と、平気で言っちゃうタイプだったのです。


そして、それを言われると
私が、困る事も
私が、多くの仕事を抱えている現状況では
出来ない事も
重々承知だったのです。ハイッ(-"-)




あぁぁぁぁーーーー!!!!!


なんで、
こんなやつ
雇っちゃったかなぁ・・・・・


新規開業だけでも大変なのに
余計な試練を抱え込んでしまった私。


こいつを
上手く使わないと、
私、


しんじゃうかも・・・・・・(; ・`д・´)




あっ、
A子の反応ね。


A・「でも、他の(ワクチン接種したい)人は
   何とか都合をつけて、来てます。
   あの人だけ、特別扱いは、出来ません。」
ああ言えばこう言う
A子。


何んか、正論にきこえるけれど


貴方が言う、他の人は
貴方が指定した日に
素直に従った患者さん達よね。。。。。(^^;)


A子は
自分の思い道理にならない事
ならない人が


イヤなんです。


都会では
「モンスターペイシェント」
と言われる患者さんはいるけれど、
地方の優しい地元の方々は


皆さん、腰が低く、
「診ていただいている。」
感じで接して下さっているから
医院の受付の中に居ると


自分が偉くなった、と
勘違いしちゃうのよね。


A子「患者を診てやっている。」


いや、いや、
診てやっている
診させていただいているのは、


先生ですから(^^;)

(昔)勘違いA子の誕生!

看護師として、
大学病院でバリバリに働いていた私


でも、
医療事務なんて、
ド素人もイイところ


1点10円のお約束さえも知らず。。。(;^ω^)


しかし、
主人の独立を応援したい一心で
開業前に、
仕事をしながら、医療事務テキストでお勉強。


テキストを読んでいても、
知らない事だから、
分からない事が、分からないのよ(;^ω^)


えぇぇぇいーーーー!!!!
こうなったら、
実践あるのみ!


と、
開業一週間前に
業者さんに
コンピューターの使い方の説明を受けつつ
入力の練習&医療事務計算のお勉強。


あとは、
医療事務半年先輩のA子と
レセプト(保険請求)コンピューターを頼りに
手探りの開業を踏み出した
開業。


それでも、
私の看護師としての医療知識が
意外と役に立ち


カルテが読めた事で、
コンピューターの入力には不自由しなかったのだけれど
不安な所は
一応、A子にお伺いを立てて。。。。


今、思えば、
ここのスタンスがまずかったのよね(;´∀`)


A子は、半年とは言え
自分は、(医療事務の)先輩。
A子・「私が、居ないと、この医院成り立たない。
    私が、やってあげてるのよ( `ー´)ノ」
の気持ちにさせてしまったのよ。


そう、確かに、
ある意味、


今は、
貴方が最強よ(;^ω^)



その上、
医療知識の有るメンバーの中で
(主人医師・私看護師・准看護師1名・A子、の計4名の船出)
まったく素人の
資格の無いA子が
孤立しない様に
私、
医療用語はなるべく使わず
分かりやすいように会話し、
A子に、肩身の狭い思いをさせない様に
と、気を付けたのが
かえって、A子の勘違いを助長させちゃったのよね。


素人の様に話す
さえない私を甘く見たA子


A子・「スティシーじゃなくて、私が医院のボスよ( `ー´)ノ」




いや、いや、
ボスは、先生ですから。(;^ω^)

(昔)A子を雇った経緯

事務員のA子。


新規開業の
小さなクリニックで
事務員は、
A子と私の二人。


A子を雇ったきっかけは、
義母の
知り合いの、
知り合いの、
知り合いで


地元民。



開業して
地元に不慣れな私の助けになれば
との義母の親御心。


しかし、
知り合いの、
知り合いの、
知り合いは、
知らない人だった様で
義母もA子の事は良く知らず、


義母の前では大人しく振る舞うので
分かる訳もなく(;^ω^)


私達が開業する前に
半年ほど
医療事務の仕事についていた経歴もあり、
即戦力になると思い


雇用を決めた私。


そう、
最期の決断したのは、
結局、
私。。。。。。


私だったのよね。。。。。(;´∀`)アハハ



でも、
ある意味、

見る目が有ったのよ。


A子は、
地元民として、
地元の情報を
これが、まあ~、良く知っていて、


「〇〇は、△△と親戚で、何処に住んでいてね。」
「××は、〇〇と離婚して、実家に帰って来ていてね。」
「△△の母親は、PTAで知り合った男と駆け落ちしてね。」
「あそこの家の息子は、昔、窃盗で捕まったのよね。」
「あそこの娘は、障害が有ってね。」
「あの人は、ヤクザだからね。」
「〇〇は昔、貧乏だったのに、株で当てたらしいのよ。」
「あの人の子供は、上のお兄ちゃんは、先妻の子供でね。」
「あのばあさん、先妻の子を追い出して、自分の子に後を継がせたのよ。」


と、貴重で
診療に役立つ情報の宝庫♡
(どうでもいい事も多いけどね)


A子ブラボー♪



新規開業のクリニックにとって、


本人から得られない
家族構成や、家庭環境、
病歴、職業は、
治療をする上で
大切な情報だからね。


それにしても、
こんな、小さな町でも
本が書けそうな人間模様が
繰り広げられている事にビックリ。


そう言うA子も
嫁(母)を追い出した
強いばーさんに育てられたそうな。。。



そして、
医療事務なんぞ、やった事の無い私は
医療事務経験半年先輩のA子から
1~10まで、教わらないとイケない
開業スタートだったのです。


そう、
A子が居ないと
医療事務は、
にっちも、さっちも、いかない
状況だったのです。


くそぅ~!
今に見とれ!
私、
絶対、綺麗になってやる!!!
ちがった(;^ω^)


絶対、(医療事務)マスターしてやるーーー!!!

(昔)心の声駄々洩れ 事務員A子

看護師であり、
経営者でもある、

わたくしよりも


何故か、
1mmでも上のポジションで居たい
事務員のA子。
(私よりも5歳年上)


もちろん、
一緒に働く事務職の仕事は同等よ。


でも、


A子は、事務職。


それ以上でも
それ以下でも
無いのに、


よく、
まあ、


口を出す、出す。


口を出すと申しまょうか


心の声をそのまま
口から出しちゃうタイプ


私が受付で患者さんのお話を伺っていた時の事。
この患者さん、
2日置きぐらいに受診しては
色々な症状を訴えておりました。


患者・「このところ、体がだるくて、だるくて、スッキリしないのよ。
    他お薬貰えないかしら。うんたらから、うんたらかたら・・・・」
私 ・「だるいんですね。お熱はないですか?」


A子・「だるい、って言ってるじゃん。何、余計な事聞いてるのよ。早く(カルテを先生に)回せば。」
と、物陰で、私に聞こえる程度に呟くA子。


いや、いや、熱の事は、ここで、体温を測った方が良いかを判断するための
看護師としての質問。


ってか、私に聞こえるって事は、
患者さんにも聞こえてますから!


でも、ここで
私が後ろに行って、
A子を諭す事は、
患者さんをお待たせしてしまう事に。。。


その場は、患者さんへの対応に集中。


私・ 「そのだるさが、お熱からくるものかと思いまして、
    お聞きしました。」
患者・「そうね、(熱)無いと思うけど、測らせてもらえるかしら。」
私・ 「そうですね、念のために、測ってみて下さい。」
    と体温計を渡す。熱無し。


これは、半分A子に聞かせたくて、言った言葉なの( *´艸`)
A子よ、聞こえているか?




患者さん診察室へ
患者・「先生、やっぱり、体がだるくて、だるくて、スッキリしないのよ。
    他お薬貰えないでしょうか。うんたらから、うんたらかたら・・・・」
先生・「家では、お熱は、大丈夫でしたか?」
患者・「なんか、熱っぽい感じはしていました。」


A子診察室の会話を聞きながら
A子・「熱、無いって、言ってたじゃない。」
と、カーテン越に呟く


おいっ、


診察に口を挟むとは、
どういう事?!


お前は
事務員ぞ。


いくら、小心者の私でも、
ここは、言うしかありません。
A子を片隅に呼んで


私 ・「A子さん、先生の診療中の会話が聞こえても、
    言葉を挟まないで下さい。
    あちらの会話が聞こえると言う事は、
    こちらの声も聞こえると言う事です。
    診療のじゃまになります。
    患者さんも、先生にしか話したくない事もあるでしょうから
    こちらから、話に加わる様な声が聞こえたら
    (他のスタッフに会話が聞こえている。)と思われて
    話したい事も話さなくなってまうでしょ。
    治療の判断ができなくなります。
    気を付けて下さいね。」


言ったわよ!
私。


言ってやったわよ!



A子よ、何か
言う事はあるか?


A子・「もう、いいですか。
    患者さんが、受付で待ってますから。」


へぇっ?


おい、おい、私の、切なお願いは、
聞き届いて
ないんかい?


それとも、私の聞き間違えかえ?
もう一度、確かめましょう


私・ 「理解してもらえましたか?」


A子・「そうですか」
と、言って、立ち去るA子


おいっ、
「そうですか」は、
「そうですか?」の否定語か?
それとも
「そうですか。」の肯定語か?




心臓強すぎじゃねぇ・・・?


その日は、
口を挟む事無く
仕事をしたA子。


しかし、
crescendo的に


日々
元に戻っていく
A子でありました。


・・・・・・・・・・
わたくし、
一世一代の勇気を振り絞って
言ったのに。
又、


言わなきゃならんのかいっ(-"-)